店主の小部屋
負担を掛けてごめんね の小部屋
2024年05月24日
染重の中澤です
皆さんこんにちは
前回が年明けだったので、約4ヶ月振り更新です。
相変わらずの体たらくに我ながら呆れてしまいます。
さて、話はかわりまして
今日は私の着物についてのお話です。
写真の博多織のきものは、もうかれこれ10年以上も前に博多求評会に行ったときに見つけて買ったものです。
博多御召には珍しくフワリとした風合いの黒地に独鈷や華皿の織りがあり、お気に入りの一枚なんです。
反端の写真を見て頂くと解りますが端には「はかたはかたはかた…」と、平仮名でびっしり。
こんなオシャレをどうして仕立てると隠れてしまうような反物の端に配置したの!と文句?を言いつつ買った記憶があります(笑)
それはそれとして、最近リフレッシュをしようと洗い張りをして帰ってきたので
皆さんに見て頂こうと思いまして…
この破れよう!
穴だらけ。
スゴいでしょ?
2枚目は袖の丸みのところ。
なんでこんなになるんでしょ?
そして最後は裏地。八掛の裾部分です。
虫か? 虫なのか?
もちろん正絹ですからまず虫には食われません(笑)
この破れは摩擦などによるスレです。
料理屋さんなど、日々歩いたり動いたりする方のお着物によくあるケースですね。
とにかく直さねば!
いつも負担ばかり掛けてごめんね。
生まれ変わってきたら大切にするからね。
たまには洗い張りオススメですよ。
愛情具合が再確認できます(笑)